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飼育展示が難しい「ツノクラゲ」の展示を開始

 

「ツノクラゲ」は日本近海に分布する有櫛動物の仲間です。有櫛動物のなかでは大型で、体長20cm ほどに成長します。体表に角のような突起がついているのが名前の由来です。
ツノクラゲの体は非常に脆く、弱い水流でも崩れてしまうため、採集や飼育が困難な種類です。今回、クラゲの採集を目的とした調査をしていたところ、綺麗な本種個体を発見し、良い状態で採集することができました。搬入後は水流や餌料種などの調整を行い、安定した飼育が可能となり展示することとなりました。
ツノクラゲの展示の隣には同じ有櫛動物のカブトクラゲも展示しています。この機会にぜひ見比べてみてください。

ツノクラゲ01

■「ツノクラゲ」の展示概要
展示開始日:2024年11月22日(金)より展示開始
展示場所 :アクアライブ2階 「クラゲライフ」
※動物の状況によって内容の変更や中止となる場合がございます。予めご了承ください。

■「ツノクラゲ」について
分類 :カブトクラゲ目ツノクラゲ科ツノクラゲ属
学名 :Leucothea japonica
分 布 :日本近海に分布しています。
大きさ :有櫛動物のなかまでは大型種で、体長20cmほどに成長します。
形 態 :体表に角のような突起が無数についているのが特徴です。
名前の由来にもなっています。
生 態 :8列の櫛板をなびかせながらゆっくりと海中を移動します。体は非常に脆く、弱い水流でも崩れることがあり、カワハギやフグに捕食されることもあります。触手には毒はなく、表面の粘着細胞でカイアシ類などのプランクトンを捕まえて食べます。

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